皆さんこんにちは! メカニックの石井です!!

 

いやー、年始そうそうきましたね(゚Д゚)ノ

日経平均株価がバブル後最高値を更新してきました!!

失われた30年なんて呼ばれ方をされていましたが遂に終わりを迎えましたヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

平成元年の株式時価総額ランキングでは上位を日本の企業が独占していましたが、その後30年以上低迷、現在は米国企業一色( ゚д゚)ハッ!

NYダウ、S&P500、ナスダック100もガンガン最高値を更新し、勢いは留まることを知りません。

新NISAも始まったことですし、なんか金融投資が激アツな一年になりそうですね(^_^)/

そんな、バブルの申し子E34 5シリーズが今回の不定期日記に登場です。

では本題に入っていきましょう。

E34 530i V8エンジン搭載車です!!

今回スペシャルに激アツ超ヘビーなV8エンジンのヘッドガスケット交換を

やっていきます!!

想像するだけで頭クラクラしちゃいそう(´;ω;`)ウゥゥ

泣いてばかりいられないので気合を入れて作業に入っていきたいと思います(`・ω・´)

 

まずはどんな状況だったかと言いますと、ヘッドガスケットが抜けてしまいオイルがダダ漏れ、さらに冷却水にオイルが混ざってしまっているような状態です( ノД`)シクシク…

これはもうヘッドガスケット交換とエンジン内部洗浄をするしかありませんね!

 

まずは下準備から、エンジン本体をばらす前に外せるものはどんどん外していきましょう!!

 

そしてエンジン内部をばらしていきます、ここでのミスは取り返しが付かないので、集中力を最大限に引き上げて作業していきます。

 

という事でやっと外れてくれましたヾ(*´∀`*)ノ

 

原因のヘッドガスケットはといいますと、写真だとわかりにくいですが、うっすらとクラックが入っちゃってます。これじゃあオイルの圧力に耐えることはできません(>_<)

今回ヘッドガスケットの交換がメイン作業ではありますが、ここまでばらしたらヘッドのオーバーホールは必須!

さっそくヘッドもバラしていきましょう!!

 

まずはバルブスプリングコンプレッサーを使い、右の小さな部品(失くしたら絶対見つけられないであろうバルブコッター)を外します。

 

そして一番時間のかかるシリンダーヘッドの清掃インテークポートからエキゾーストポート、燃焼室にヘッド面なんかを洗浄していきます。写真の燃焼室みてください!!どうです!綺麗でしょう!日本の車両と異なり洗浄でこのレベル!本当にドイツの鋳物レベルは高いです。(感動!)そして、お次はバルブの擦り合わせ作業に入ります!

バルブの当たりを確認しながら丁寧に手作業でラッピングを行っていきます。

 

次にバルブのステムシールです!

これも小さな部品なんですが、滅茶苦茶重要な部品で、シリンダーヘッドにあるオイルが燃焼室に入らないように防いでくれてます。これも、丁寧に打ち込みます。

 

そしてようやくシリンダーヘッドとシリンダーブロックの準備が整いました

 

ヘッドボルトは角度締めできっちりと締め、カムシャフトとタイミングチェーンまで組み付けできました。

これで片側バンク(1~4番シリンダー)のヘッドが一旦完成です!!

ここまでで、ようやく半分近く終わりました。

 

今回はここまでとしましょう。次回は反対側のヘッド(5~8番シリンダー)の作業~タイミングチェーンぐらいまでを紹介していきたいと思います(^^♪

 

皆さんいかがでしたでしょうか?

今回はここまでとなります。

それではまた次回の「不定期日記」をお楽しみに!!!

 

サービス部 石井 直人